トレードでは優位性のある場所を検証によって探し出し、その部分でのみポジションを持つことが理想だと思います。
優位性がある場所のオススメポイントは損切りが発生する場所です。
損切りはどこで発生する?
損切りが発生しやすいポイントというのは騙された人が多いポイントです。
当然のことですが、騙された人はもともと騙されるつもりでトレードしている訳ではありません。
その人なりに本気で検証し、優位性を見出した上でトレードを行った結果騙されたのです。
具体的にはどんなポイント?
では具体的にどのような部分で騙された人が大量発生するのでしょうか。
僕のオススメポイントを紹介して見たいと思います。
下の画像をご覧ください。

左の黄色で引いた下落波が直近安値である黄色の水平線を下抜きました。
今回の場合ですと下抜いたかどうかは微妙なところですが、「下抜いた」と判断する人も少なからずいるでしょう。
その人たちのとる行動としては「売り」ですよね?戻り売りを狙うと思います。
その戻り売りの人たちの思い描くチャートの形としては黄色の矢印のような下落波だと思います。
エリオット波動理論で言う所の第3波ですね。
この3波を狙いに行ったのにもかかわらず、思うように下落してくれません。
しばらくレンジっぽくなった後にとうとう左の黄色の下落線の起点になった部分さえも上抜かれてしまいました。
この左の黄色線の起点の少し上に損切り設定をしているトレーダーは多いと思います。

それを証拠に、黄緑色の上昇は黄色線の起点を上抜いた後に一気に伸びています。
損切りは基本的に「ここを抜かれたら損失がかなり膨らんでしまうなー。。。」という価格周辺に溜まりやすいです。
その為、損切りは一気に発動することが多いので黄緑色の上昇波は何の抵抗もなく「スッ」と上昇しました。
黄緑色の上昇が終了した時点で黄色矢印を想定して売った人たちの損切りはある程度入っているかと思います。
しかし、すべての損失を抱えたトレーダーが逃げ切れているかと言いますとそうでもないです。
まだポジションを保有中、つまり損失を抱えたままのトレーダーが存在します。
そんなトレーダーが何を考えるかというと、「できれば損失が小さいところで決済したい。あわよくば少しプラスになって欲しい。」と考えます。

損失を抱えたトレーダーがそんなことを考えていると白色の下落が起こりました。
こうなってくると損失も小さくなり、エントリーしたタイミングによってはむしろちょっとプラスのトレーダーも現れてきます。
「お!プラマイゼロで決済出来るじゃん!!」
ということで、時間足をより短期足にするなどして決済します。売りの決済注文なので買いの力が発生します。
トレードタイミングはこの、「お!プラマイゼロで決済出来んじゃん!!」に合わせて自分も一緒に(新規)買い注文を入れるという方法です。
損切りは確実に生まれる
相場はランダムに動いているかもしれませんが、損切りは確実にどこかで発生してます。
損切は人間の「損をしたくない!」という負の感情が伴います。
そう考えると、どこのポイントで騙されて(想定が外れて)損失を抱えてしまったトレーダーが多いだろうかと考えながら検証・トレードをすれば良いのです。