
9月27日の日経新聞の記事で、FXの国内口座におけるレバレッジ規制がはいるというものがありました。
今までは25倍のレバレッジが適用されていましたが、2018年からは10倍まで引き下げられてしまうということです。(今回のレバレッジ規制は見送りとなりました。)
この記事では、国内のFX業者と海外のFX業者の違いについて考えてみました。
目次
海外FX業者はレバレッジが高いので小額でトレード出来る
海外のFX業者で開設した口座は日本の口座と違ってハイレバレッジでのトレードが可能です。
レバレッジが高いと小額でトレードが出来ます。
国内の口座でもしもレバレッジが25倍から10倍に下がるとすると、いままで通りの数量でトレードを行うには、今まで以上の資金を口座に入金しておかなければなりません。そもそも25倍のレバレッジなんて高すぎて使っていない。5倍、高くても10倍で十分だという方は今回のニュースは関係ないかもしれません。(今回のレバレッジ規制は延期です。)
確かに国内のFX口座であればレバレッジを25倍にするのは確かに危険性があるかもしれませんが、海外FX業業者となると別です。
海外FX業者は「ゼロカットシステム」を採用しているからです。
※レバレッジは資金管理も考慮に入れて決めるべきだと思います。

ゼロカットシステムとは?
「ゼロカットシステム」とはその名の通り、相場の急激な変動により損失が急激に膨らでしまい口座残高がマイナス(借金状態)になってしまった場合に、口座残高をゼロ円まで戻してくれる制度です。
「そもそも口座残高ってマイナスになるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に過去には何度もそういったことが起き得る相場が存在します。
例えばスイスフランショックです。

画像はUSDCHFの日足です。
1日の間で上下に約9000pipsも動いています。
これほど急激に動くと逆指値注文も予約したとおりに約定されず、最悪の場合は口座残高はマイナスとなってしまいます。
自分の入金額以上の損失をしてしまいます。
相場で大損失を抱えてしまったのにも関わらず、さらに借金までも背負ってしまいます。
この場合、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者を使用していればマイナスになった口座残高をゼロまで戻してくれます。
業者の中には詐欺まがいの海外FX業者も存在する
借金をチャラにしてくれるなんて夢のようなサービスのように聞こえますが、海外FX業者の中には「ゼロカット制度を採用しています!」と謳っていながらもゼロカットを行ってくれなかったなどの報告があります。
どこの業者がそれに該当するかなどは噂程度でしか知りませんのではっきりとは言えませんが、調べてみると案外そういった情報はあります。
他にも、利益が出たので出金を試みたところ、出金拒否をされてしまったなどの例もあります。
海外FX業者を選ぶ上では信頼性も重視する必要があります。
海外FX業者だからこそハイレバレッジでトレード出来る
ゼロカットシステムを採用している海外FX業者を利用しているからこそレバレッジを最大限に効かせたトレードが可能です。
10万円の入金でも、USDJPYで10万通貨程度なら簡単にトレード出来てしまいます。(資金管理面で問題があるかと思いますが。)
10万円入金で10万通貨のトレードだとおおよそレバレッジ100倍なので、資金に対して少し数量が多いですが、現実的に無謀ではない数値だとは思います。
10万通貨であれば月で100pipsの利益を出せば10万円の利益(税引前)となるので、兼業トレーダーの方であれば結構うれしい数字かと思います。
MT4が基本的なトレードツール
国内FX業者であればその業者独自のトレードツールを使用してトレードすることがほとんどです。
一方で海外FX業者であれば殆どの場合がMT4(Meta Trader 4)というトレードツールを使用します。
これは個人的な感想ですが、MT4の方が使い勝手が良いです。
また、一度MT4の使用方法に慣れてしまえば、業者を変更した場合でも今まで通りのトレード環境でトレード出来ます。
更に、Forex Tester 3を購入しているのであればMT4の使用方法とそれ程変わらないという理由からのMT4を採用している海外業者の利用をオススメします。
手数料が高め
日本のFX業者の殆どがトレードに対する手数料が無料です。
手数料は無料なのですが、実質的には手数料はかかっています。
「スプレッド」というものが存在し、これがFX業者にとっての利益となります。
いっぽうで海外FX業者については手数料が有料の業者も存在しており、更にスプレッドも日本の業者に比べて高めです。
スキャルピングやデイトレードで一日に何回もトレードを行う方であれば海外FX業者を使用することで、1トレードに対しての手数料は国内業者に比べて多めにかかってしまうことになります。
国内と海外のどちらが良いのか?
トレードするにあたって国内FX業者か海外FX業者かどちらかを選択する必要がありますが、僕であれば海外FX業者を勧めます。
手数料は海外FX業者の方がかかってしまうのですが、やはりゼロカットシステムが有るか無いかの違いは大きいです。
特に僕はポジションを数日間持ち続けることがあるので、もしも世界的な大ニュースや大事件が発生したときにもポジションを保有している可能性が高いです。
そういった場合に借金を抱えず、最悪でも口座内の資金だけ失うだけで済むというのはありがたいです。
また、レバレッジが高いので、そもそも口座に入金している額も国内口座よりは小額で済みます。
海外口座ならキャッシュバック業者が使える
海外FX口座であればトレードするごとにキャッシュバックがもらえます。
キャッシュバック業者には有名なところがいくつか存在しますが
- キャッシュバック率の高さ
- 日本語サポート有り
- キャッシュバック額の詳細がわかりやすい
ということを考え、僕は「TariTli」という業者を利用しています。

TalrTaliを利用していただくと、例えば海外FX業者で有名な「XM」であれば10万通貨あたり8$のキャッシュバックが入ります。
また、他のキャッシュバック業者と違ってキャッシュバック報酬の振込手数料も無料です。
より詳しい内容はこちらの記事で解説しています。
